2025年も残すところあとわずか。日本中が注目する『第76回NHK紅白歌合戦』を前に、K-POPシーンを揺るがす大きなニュースが飛び込んできました。
今、SNSや検索エンジンで「aespa 炎上」というワードが爆発的に検索されています。その中心にいるのは、メンバーのニンニン(NINGNING)ちゃん。
12月29日に発表された「紅白出演辞退」と、その裏で再燃した「過去のSNS投稿」を巡る騒動。なぜ彼女はこれほどまでに叩かれてしまったのか?事務所が異例の釈明を行う事態にまで発展した、今回の炎上の全貌をどこよりも詳しく、ディープに解説していきます。
1. 【結論】aespaニンニン炎上の理由と紅白欠席の経緯
まず、現在起きていることを整理しましょう。
2025年12月29日、所属事務所のSMエンターテインメントは、ニンニンちゃんがインフルエンザに感染したため、大晦日の「第76回NHK紅白歌合戦」を欠席すると発表しました。aespaはカリナ、ジゼル、ウィンターの3人でステージに立つことになります。
しかし、この発表の直前から、ネット上では「aespa 炎上」という言葉が飛び交っていました。その理由は、ニンニンちゃんが過去にSNS(Bubble)に投稿した「あるアイテム」が、日本の国民感情を逆撫でするものだとして、14万人を超える反対署名にまで発展していたからです。
事務所が体調不良の報告と同時に、わざわざ「SNS投稿に特定の意図はなかった」とコメントを出したことが、今回の炎上の根深さを物語っています。
2. 炎上の発端:物議を醸した「きのこ雲ランプ」投稿の真相
今回の炎上の核となっているのは、ニンニンちゃんが2022年に投稿した画像と動画です。
彼女が「かわいいランプを買った」とファンに紹介したインテリア。それが、原子爆弾の爆発を象徴する**「きのこ雲」**をモチーフにしたデザイン(3D爆発ランプ)だったのです。
なぜ2025年の今、再炎上したのか?
投稿自体は3年前のものですが、以下の理由で今、火がつきました。
- 紅白初出場の決定: 日本の国民的番組への出演が決まり、過去の言動が改めて精査された。
- 広島・長崎との関連性: 今年の紅白の司会が広島出身の有吉弘行さん、綾瀬はるかさんであること、また多くの長崎出身アーティストが出演することから、配慮不足への批判が激化した。
「ただのインテリアでしょ?」という声がある一方で、被爆国である日本において、この象徴が「オシャレ」や「可愛い」として扱われることに、多くの人々が強いショックを受けたのです。
3. 14万筆の反対署名。炎上が「社会問題」へ発展
今回の「aespa 炎上」が他のアイドル騒動と一線を画すのは、ネット上の批判に留まらず、具体的な「出演停止を求める署名活動」にまで発展した点です。
オンライン署名サイトでは、短期間で14万4000筆もの賛同が集まりました。 「NHKは受信料で運営されている公共放送であり、被爆地の感情を無視したキャスティングは許されない」という論理が、ファン以外の一般層にも広がり、国会でもNHKの姿勢を問う声が上がるほどの事態となりました。
この圧倒的な数字と世論の反発が、事務所側に「特定の意図はなかった」という異例の釈明をさせ、最終的な「辞退(欠席)」という形に繋がった一因であることは間違いありません。
4. 事務所の異例コメントを読み解く「特定の意図はございませんでした」
12月29日の公式声明は、プロのライターから見ても「異例中の異例」でした。
「過去のSNS投稿について、特定の目的や意図はございませんでした。誤解を招くような表現となり、ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」
体調不良(インフルエンザ)による欠席を発表する場で、わざわざ過去の炎上案件に触れるのは、それだけ現場が混乱し、NHK側との調整も難航していたことを示唆しています。
「意図はなかった」と明言することで、これ以上のバッシングを食い止め、ニンニンちゃんというアーティストのブランド価値を死守しようとする、事務所の必死の防衛策と言えるでしょう。
5. グローバルスターが陥る「リテラシーの落とし穴」
今回の炎上を見ていて感じるのは、K-POPという「世界」を相手にするビジネスの難しさです。
ニンニンちゃん本人は、おそらく原爆を揶揄するつもりなど1ミリもなかったでしょう。彼女にとっては、単なるサイバーパンク風の、エッジの効いたインテリアだったのかもしれません。 しかし、「知らなかった」という無知が、特定の国や地域の人々にとっては「刃」になる。これが、今のグローバル社会の厳しさです。
過去にもBTSのジミンくんが着用したTシャツなどで同様の炎上が起きましたが、歴史や政治的な象徴に対するリテラシー不足は、一瞬で積み上げてきたキャリアを危うくします。 インフルエンサーとして活動する私たちも、自分の発信が誰かの歴史や痛みに触れていないか、常に多角的な視点を持つことの重要性を突きつけられる事件でした。
6. MY(マイ)の葛藤。過密スケジュールとバッシングの果てに
今回の「aespa 炎上」に対し、ファンであるMY(マイ)の皆さんの心境は複雑です。
- 「ニンニンを守りたい」:2025年のaespaは世界中を飛び回り、まさに殺人的なスケジュールでした。その中で精神的にも追い詰められ、免疫力が落ちてインフルエンザになってしまったのではないか、と彼女を擁護する声。
- 「運営への不信感」:なぜもっと早く事務所がケアしなかったのか。日本活動を強化するなら、過去の投稿のチェックやリテラシー教育を徹底すべきだったのではないか、という怒り。
一方、厳しい意見を持つ人々からは「体調不良を理由に逃げたのではないか」といった声も上がっています。しかし、どんな理由であれ、一人の女性アーティストが14万人からの拒絶反応に晒されるという状況は、あまりにも過酷です。
7. 紅白当日。3人体制で見せる「aespaの意地」
ニンニンちゃん不在で挑むことになった、第76回紅白歌合戦。 カリナ、ジゼル、ウィンターの3人は、今、どんな想いでリハーサルに臨んでいるのでしょうか。
今回の炎上騒動は、グループにとっても大きな試練です。しかし、aespaの強みはその「メタバース的なコンセプト」と、何より「個々の圧倒的な実力」にあります。
- ニンニンのボーカルパートを誰がカバーするのか?
- 4人のフォーメーションを3人でどう埋めるのか?
ピンチの時こそ、アーティストの本価が問われます。 3人でのパフォーマンスは、欠席したニンニンちゃんへのエールでもあり、日本中の視聴者に対する彼女たちなりの「誠意」の証明になるはずです。
8. まとめ:aespa炎上から私たちが学ぶべきこと
今回の騒動をまとめると、以下のようになります。
- aespa炎上の最大の理由は、ニンニンさんの過去の「きのこ雲ランプ」投稿。
- 紅白出場を機に再燃し、14万人超の出演反対署名という異例の事態に。
- 事務所は公式に「意図を否定」し、ニンニンさんはインフルエンザのため欠席が決定。
- 紅白は3人で出演し、グループとしての絆と実力を証明する場となる。
インターネット上では、表現の意図や受け取り方を巡り、現在も多様な視点からの議論が続いています。アーティスト本人が発信した意図と、それを受け取る側の感情や社会的背景が異なる場合、今回のような大きな波紋を呼ぶ可能性があることは、現代のSNS社会における一つの課題と言えるでしょう。
事務所側が「今後の再発防止と配慮」を表明したことで、この問題は一つの節目を迎えました。まずはニンニンさんの体調回復を待つとともに、今後のaespaがどのような形で活動を継続し、再び4人でのステージを披露するのか、その動向が注視されています。
